square dream

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新宿御苑で出会ったカップル。

最近ではほとんどの撮影をデジタルカメラでしています。だけど写真を始めたころは、アナログカメラしかなく写っているかどうか心配でどきどきしながら写真を撮ったものでした。それがとても懐かしく感じられ、しばらく休眠中だったHASSELBLAD 500C/M取り出して、新宿御苑に写真を撮りに出かけました。そしてカメラ小僧という感じで苑内を歩き回りました。このカメラは私にとって高価なカメラという以上の思い入れがあります。プロのカメラマンとして活動し始めたころ、憧れだったし、簡単に手に入れたり、使ったりしてはいけないと思っていました。カメラが使う人間を選んでいるような気がしていました。今はそんな機材はなかなか無いように思います。撮影しながら歩いていると、木陰のベンチで仲良くしている若いカップルの前を通り過ぎました、絵になる光景のように思えました。どきどきしながら引き返して声をかけて、写真を撮らさせてもらえないかとお願いしました。そしたら快く許可してくれました、最初はわからなかったのですが彼らは日本人ではなく、勉強のために日本に来ている中国人でした。とても素直で気持ちの良い青年たちです。名刺を渡したら早速僕のところにお礼のメールが届きました。正直、驚きました、御礼を言いたいのは僕のほうです。僕は彼らにWEBなどでの使用許可を得たいということを写真と共に送ったら、彼らから、「私たちにとっても日本での大切な一枚の写真になりました」という返事をもらいました。正直で素直な心は僕の心も包み込みました。僕は恥ずかしかった、まっすぐ人を見ることができていない自分に気がつきました。ほんの少し夢と笑顔を取り戻せるような気がしてきました。だから「square dream」というタイトルで写真を撮り、その気持ちを増やしていこうと思いました。彼らのおかげです。ありがとう。


HASSELBLAD 500C/M
Kodak Ektar 100

陶芸作家
筒井童太さんご夫妻とヤギオ君

僕が初めて筒井童太さんとお会いしたのは、2003年にJAFMATEという雑誌で、焼き物の里を訪ねる特集ページのイメージ写真を撮影するために、まだできたての登り窯をロケ地として訪れたのがきっかけです。窯の正面を背景として使わせていただきました。飛雲窯と名づけられたこの登り窯は、とてもきれいなだけではなく、温かみのあるものでした。聞くと全て手作りで彼のお仲間が手伝ってくれたということです。撮影現場には愛犬のヤギオ君と一緒に来ていたので、作品撮りのためによく持ち歩いていた、New Mamiya 6というカメラで筒井さんとヤギオ君をモノクロで撮影させていただきました。それをプリント(もちろん銀塩プリントです。)して送ったら彼の奥様にとても喜んでいただき、展覧会の案内などを頂くようになりました。そしていろいろなお話をさせていただき、今ではとても親しくさせていただいております。お二人とヤギオの写真は彼らの家の前の風景です。彼らと同じくとてもあたたかいやさしい空気に包まれます。


New Mamiya 6
Kodak Ektar 100

アフリカ木琴奏者
チャンシーさんご夫妻

Chancey(チャンシー)さんを言葉で表すのは非常に難しいし、多才すぎて面白い、そんな人です。まずは出会いなのだけど、六本木のカフェオリンピコで開かれたHyb no.2 「儀式 in アフリカ音楽 / 現代音楽」と題されたライブに行った事がきっかけです。僕はここに出演したTimothy ODwyer(サックス奏者)のパフォーマンスをエアジンで聞き、また、その時いらした森下周子さんというコンポーザーの方から彼らが行う前述のライブの情報を聞き、なぜかとても興味を持ったのです。僕はそこで初めてアフリカ木琴(コギリ)というものを生で見て聞き、不思議な霊的ともいえる音色に魅せられました。その楽器を解説し、演奏していたのがチャンシーさんなのです。最後に演奏されたTimothy ODwyerとのインプロが心地よく、会場でCDを販売していたので手に入れたのですが、それを販売していたのが奥様でした。
僕は彼に非常に興味を持ち、家に帰ってからネットで検索したら元々は音楽家ではなく、美術のアーティストで50歳のときに真っ白な違う世界(音)に飛び込んだようなのです。それから10年間アフリカ木琴という表現で生きているということです。彼のご自宅にお邪魔したとき、作業場(木琴の製作や修理までしているのです)は所狭しと木琴が置かれているのですが、とても落ち着く空間となっていました。僕は「いつか見た日本」というテーマの写真を持って行き見ていただいたのですが、奥様が海がお好きということで海の写真を差し上げたら喜んでいただき、私も受け取っていただき幸せな気持ちになりました。


チャンシーさんの「ひょうたん屋」

HASSELBLAD 500C/M
Kodak Ektar 100

サウンドアーティスト
マルコス・フェルナンデスさんご夫妻とタビ君

僕はこのホームページでも紹介させていただいていますが、横浜のエアジンというライブハウスによく行って写真を撮らさせていただいています。マルコスさんはそこによく出演していて本当に多くの方とセッションをしています。僕は彼の、スティックを口にくわえている、顔をどアップにした写真を最初に出会った頃に撮影したのですが、そんな写真をも喜んでくれて、お礼の電話を頂いたのを覚えています。インプロビゼーションというと、とても難解な感じがするのですが、僕は彼のパフォーマンスを聞いていて、そんな風に感じたことがあまりありません。むしろ音を自由に楽しんでいるという感じです。そして毎回メンバーが違うくらいバラエティーに富んでいて、次に何が出てくるか楽しみになります。マルコスさんは演奏が終わると、「今日は面白かった」とよく言うのですが、本当に僕たちは楽しませてもらっています。この写真は山手にある彼の自宅で撮影させていただいたのですが、素晴らしい歴史のある洋館で、映画のワンシーンに出てくるようなお宅でした。僕はその中でライトを組みながら準備をしていると奥様がCDを選んで音楽を流してくれて、小雨の降る寒い日だったのですが、とても温かい雰囲気にしてくれました。そして最初は洋館とはいえ、部屋の中だったのでスリッパで撮影したのですが、奥様にテストのポラロイドを見せたときやっぱりスリッパはおかしいと靴に履き替えてくれました。クリスマスツリーの前で撮影したときは小道具をみんなでアイデアを出し合いながら並べて一枚の写真を仕上げましたが、写真もやっぱりコラボなんだよな感じることができるとても楽しい撮影でした。ありがとうございました。タビ君はちょっと眠そうでしたが、また会いに行きたいと思っています。


マルコスさんのホームページ

HASSELBLAD 500C/M
Kodak Ektar 100

gallery -pickup-






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